のっち遅刻2

「地図に書いてあるはずのヒルズが見当たらなーい♪」
……これ、だれの曲だっけ? 悪くないよな。
ま、そんなことより、オレも今日から業界人。
まさか、あのカエラジのスタッフをやれるとは思わなかったぜ。
といいつつ、サマソニは大阪のほうしか行かなかったけどね……。
サマソニといえば、オープニングアクトのパなんとかってポッと出に恥かかされちゃったな。
周りから「知り合いですか?」なんて訊かれて弱ったよ。
……って想い出に浸ってる場合じゃねえぞ。
初日から遅刻じゃシャレになんねー!
ヒルズ、広すぎなんだよ〜! …あっ!!
慌ててたら、食パンくわえて「遅刻だ〜〜」と走ってる女の子に激突!
「いたたたた、気をつけなさいよ」
「なんだとー、おまえこそ気をつけろよ」
「ってこんなことしてる場合じゃないわ。遅刻遅刻ぅ!」と女の子は走り去った。
「なんなんだよ、あの子は・・・ふぅ」

オレはなんとか遅刻せずにスタジオに着いた。えーと、これが台本か。今日のゲストは……Perfume? なんか聞いたことあるな。テクノ…ポップ…アイドル…ユニット……? なんだそれ? アイラなら知ってるけど。と思ったら、三人組が登場!
かしゆかです!」
あ〜ちゃんです!」
「のっちでs」

って、!!!???

「あーーーーーーー!おまえはさっきの!!!」
「あーーーー、あなた、さっきの!」

カエラ「なに、知り合いなの?」

オレ&のっち「こんなやつ知りません!」