Perfumeの気になるところ

先日、アミューズの先輩、福山雅治のラジオ番組*1に招かれたPerfume。好みの男性のタイプを訊かれ、いつものように「病的なくらい色白」と答えるかしゆかに、のっちはなんと温水洋一を推薦していた。かしゆか自身は「年齢を考えてよ」と即座に否定するのだけど、それはともかく、つねづねぬっくんこそのっちに相応しいと考えていたものとしては、他ならぬのっちの口からその名が出てきたことは嬉しい誤算というか嬉しいニアミスだ。
いつかは判らないけど、今後おそらく、疑似恋愛の破局から多少なりとも混乱が生じる日がやってくるだろう*2。それは仕方のないことだけど、過剰な反応が活動に支障を及ぼすような事態は避けたいところ。そこで備えあれば憂いなし。しかも、本当に余計なお世話だけど、ファンも納得する交際であれば、それに越したことはないだろう。そう、のっちの身を案ずるファンは、ダメオーラを絶えず漂わすぬっくんなら逆に安心できるはず。「ぬっくんなら仕方ない。ふたりはなんだか似たもの同士。イケメンイケメンといいつつ、のっちはいい恋をしているのだ」と応援できるはず。……とか思うのは自分だけですか?

ところで、この日はPerfumeのコンセプトについて、短いが重要に思えるやりとりがあった。まずは、中3で上京し、テクノポップ路線を明確にするようになったときの心境について、三者三様の答え。

あ〜ちゃん「今は好きですけど、最初はもの凄く抵抗がありました」
かしゆか 「(曲調のことより)自分たちの曲をやれるということで必死でした」
のっち  「『やれっ』といわれたのでやりました」

次にメジャーデビューを機に、レトロフューチャーから近未来に路線変更したことについて。

福山   「近未来っぽくしようとか、そういうトータルのコンセプトはだれが考えたの? みんなで考えていった感じ?」
──(聞き取り不能)──
あ〜ちゃん「そうなの?」
福山   「(つまり)サウンドプロデューサーを含めてみんなで集まって考えていったという…」
あ〜ちゃん「ほ〜」

この間、のっちとかしゆかは、なにやら小声で、あるいは顔で何かを語っているようなのだけど、判然とせず、あ〜ちゃんに至っては、まるで他人事の様子(それはそれでありですが(笑))。結局、福山雅治が気を利かせたのか、3人の代わりに話をまとめてしまっている。うーん。たしかに、中田ヤスタカは楽曲提供以外には関わらず、Perfumeには指揮官というべき人はいないというのが定説のようになっているのだけど、ちょっと気になるところです。


【追記】番組の放送後記が更新されてました。「福山雅治×Perfume2 ミュージシャン福山雅治が語る、『Perfumeが売れるワケ』」

F:「自分たちの中で、自分たちのやっとることがしっくりくるな、ピントがあってきたなって思い始めたなぁいつ頃じゃったん?」
P:「おおかた…1年前くらい、メジャーデビューしてからじゃの」

揚げ足をとるわけではないんですが、Perfumeはこのようには答えていません。実際、この答えはふたつの意味で正確ではないんですよね。

*1:http://www.allnightnippon.com/fukuyama/blog/index.php?YMD=2007-11-13http://www.nicovideo.jp/watch/sm1503854

*2:疑似恋愛については宇多丸×掟ポルシェ対談完全版参照。なにもいきなりエロビデオの話を絡めなくても…と思いきや、しっかりと後段へのフリになっているこの対談、Perfumeだけでなく、アイドルポップス(産業)についても示唆に富む、充実した内容になっています。