村上隆回顧展etc.

2003年のドキュメンタリー「にんげんドキュメント村上隆・アートがなければ生きられない」1/52/53/54/55/5。六本木再開発プロジェクト関連の仕事と朝霞の工房の様子を中心に追っている。ようするにアーティストとしては珍しくコマーシャルな仕事を積極的に手がけている一方、一種の徒弟制度によって若者に門戸を開いているというふたつの側面に注目した内容。スタッフがヒドい扱いを受けていると聞いていたけど、これくらいならイイんじゃないかな……。

以下はロサンゼルス現代美術館での回顧展開催に合わせ、キュレーターやディレクターが村上隆のアートについて語っている動画。村上隆自身は「買うということはすなわち良いという評価」*1とか「アーティストにならなかったら教師をやっていただろう」などなど。

ちなみに以下は出品作のひとつ《Inochi》のCM。UPされたのは一年前だが、海外用に制作されたのだろうか?

本回顧展の巡回は欧米のみ。GEISAIも日本での開催は未定。上のドキュメンタリーのころから、日本ではその「商業主義」がおたく側から批判されてきたが、現在制作中の劇場映画(? 予告編はここ)はどんな反響を呼ぶのだろうか。『AERA』最新号のインタビュ−では「(おたく文化に)恩返し」をしたいと語っている。

*1:グッズショップについてはこういう批判も。