あの黒目の男

KIJ@ルミネtheよしもと(7月3日)。先々月に続き二回目。う〜ん……。もっとも笑ったのは、365日すべてが記念日になっているカレンダーのくだり。でもあれってカレンダー自体が面白いんですよね……? 初めて遊びにいった彼女の家にあんなのがあったらちょっと引くかもしれないし、笑えるかもしれない。
それはそうと、元クラウディーズのガチンコ感が懐かしくなってしまった。もちろん、倉本美津留と入れ替わった板尾創路が悪いというわけではないのだけど、どうも木村祐一千原ジュニアは板尾との距離を測りかねているように見えてしまう。ひょっとしてふだん一緒に遊んでないのが響いているとか? 倉本の場合、サービス精神が旺盛なのか、わがままなのか、あるいはその両方なのか、他のふたりを巻き込み、駄々をこねつつ遊びに誘うようなリーダーシップを発揮していたのだけど、板尾にそういう面はあまりない。意外にかいがいしく舞台進行を助けるような面も見られるとはいえ、そもそも基本的に何を考えているのか分からない。それ自体は別に悪くないし、というか、他人が勘ぐるほどは、おそらく何も考えていないのだけど、いずれにしても、役回りが微妙で、意外におばさんみたいに気ィ遣いの木村と千原が、あの底知れない黒目に、戸惑っているように見えてしまうのだ。見方を変えれば、今のところは、これから仲良くなるために三人がそれぞれ遠慮しつつも、手探りで緩いレクリエーションを楽しんでいるという印象。それを眺めている僕らはなんなのだろう? と奇妙な感覚に囚われた。
と、ここまで書いて、たまたまグラサン男を看板にした毎度お馴染み流浪の番組を見ると、全員が左官職人姿で、板尾が進行役を務めていた。ついついKIJを連想した。