芸能

あ〜ちゃん以外の何者でもないあ〜ちゃん

Perfumeにとっては異例ともいえるほど長期にわたる「ポリリズム」キャンペーンで、さいわい話題には事欠かないわけだけど、今のうちに振り返っておきたいことがある。 Perfumeは夏のワンマンライブで、二ヶ月後に発売されるニューシングルをオリコン20位以内…

中川剛のラップ

ヒップホップファンのあいだで賛否両論を呼んでいるという、07年9月4日放送の「リンカーン」世界ウルリン滞在記。ヒップホップとお笑いは、対抗文化としてなんらかの共通点が見られるはずなんですが、両者が並べて語られることは、これまでほとんどなかった…

朝青龍と大相撲

仮病だったのかどうかが、はっきりしなくて気持ち悪い。最近、なにかと人を謝らせようという風潮があるけど、謝りさえすればいいのか?といいたくなるくらい、ことの焦点が合ってないことが少なくない。どうでもいいけど、ヤフーのアンケートは「ひじ痛」が…

Perfumeの新曲タイトル

「ポリリズム」。アイドルらしからぬ乾いたタイトルで、いろいろ想像が膨らんでしまう。たんなる偶然だろうけど、(日本の)現代美術で「ポリリズム」といえば村上隆の作品。http://www.takahashi-collection.com/ そして村上隆といえばアイドルを使った作品…

Perfumeの地上波CMデビュー

か「プラです!」 あ「PETです!」 の「紙です! 3人合わせて〜♪」 あ「分別せにゃいけんじゃろ……」 の「あわわ」

黒アイドル待望論

宇多丸師匠のアイドル状況論(http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/files/st20070608.mp3)。マッピーの声が珍しくガラガラで逆にセクシーですw すみませんマニアックで……。 さて、モー娘の騒動に触れながら始まるこの話、ようするに──この情報社会で幻想を…

野見さん

松本「個人的にはなんもいわんとパイプ椅子に座ってる野見さんをずっと見ていられますから。ほったらかしにしていても面白い。あの人は神様なんですよ」 高須「ああいう人がもっとお金をもらえる世の中が来ればいい。ただね、お金をあげてしまうと、人格が変…

2ちゃんねるを覗くようにもなってしまった

以下、ちょっと古いけど、最近のPerfumeスレ。 772 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/24(土) 04:28:28 id:IRDSZdyo0 今日はじめてこの子たちの存在知ってYoutube見まくってんだけど、 テンプレにある3曲+チョコレイトだけ異常にクオリティ高いね。 …

水野先生の偉業を讃える

ホワイトデーの本日、虹色に輝くテクノポップ爆弾が投下されたことに気づいていないひとはいるのでしょうか。まさか銀色に光る「冊子」ことブックレットに目を奪われ、忘れてしまうようなことはないと思いますが、このブックレットについてはひとまず置いて…

与太郎問題

最近、落語好きのあいだで話題になっているという、「与太郎モノの落語は慎重に」というタイトルの投稿。 東京浅草まで手軽に行けるので、寄席によく足を運ぶ。下町情緒に浸りながら、真打ち歌丸師匠の話に耳を傾けるのが楽しい。師匠の「透けて見える世の危…

宇多丸の「世界一受けさせたい授業 アイドル篇」

『BUBKA』でアイドルについて語り、クラブではアイドル歌謡曲もかけるというRHYMESTER宇多丸の授業*1をざっくりと。 第一のアイドル冬の時代(70年代末) ピンク・レディーの失速 アイドル・ルネサンス(80年代前半) パロディとしてのアイドル。楽曲的には…

ふたつの「ジェニーはご機嫌ななめ」

これが↓ こうなった↓ 前者がジューシィ・フルーツのおそらく1980年代前半の映像。後者がPerfumeの2006年10月の映像。さて、掛け声についてですが、前者ではほとんど確認できませんが、後者では3人ともそれを前提にするかのように唄っています。こういう掛け…

近田春夫と小室哲哉のダブルDJショー

「ルビーの指環」「ハイスクール・ララバイ」「待つわ」「モニカ」「フレンズ」「マリオネット」「おどるポンポコリン」「パラダイス銀河」、あとプリプリの「ダイアモンド」などとともに、TMやTRFのも。うわぁ聴くの何年ぶりだろう?という曲ばかりで、CDに…

“困った人”をいかに見せるか

『その男狂棒に突き』、予告編からして面白そうでした。刑事にして汁男優の中年男が初めてAVの本番の撮影に挑むという設定は、いくつかの条件が重なったすえに生まれたらしいけど、いいところを突いてますね。そしてこのアイデアに血肉を与えた主人公の「尾…

去年すりきれるほど視た映像

昨年10月、武蔵美の芸祭で行われたミニライヴの一曲目が、この「エレクトロ・ワールド」。同じような体験をしたひとは少なくないようですが、イントロもなく、三人がそれぞれ右手、左足をロボットの歩行のように上下させる瞬間から始まった衝撃が忘れがたく…

嘘を吐く映像

「ドキュメンタリーは嘘をつく」が某動画共有サイトにアップされている。こういうところで見るのはちょっと申し訳ないけど、半年前の放送は見逃していたのでありがたい。 内容はというと、一見いい加減ながら巧妙な構成は「ガキの使い」を思わせる。まあ、さ…

イッセー尾形 スタジオライブ

5月14日、NHK芸術劇場で放送。観客のいないスタジオでのパフォーマンスは、ライブというよりもレコーディングのような印象。反響のない密室で行われれば、否応なく一挙手一投足を注視させられ、芸というより芸術を鑑賞するような見方を誘われる。自分にとっ…

「ブスの瞳に恋してる」と『愛しのローズマリー』

「ブスの瞳に恋してる」(http://www.ktv.co.jp/busu/)は、制作発表における「ブスが褒め言葉になればいい」という稲垣吾郎の発言と、ヒロインが村上知子というキャスティングが気になっていたのだけど、どうも当初の期待──といっても何を期待していたのか…

小林賢太郎ソロコントライブ「ポツネン」@本多劇場

観客の期待がびんびん伝わってきた。どちらかといえば、笑いを誘うというより、驚かせ、感心させるようにできているコント。小林賢太郎はもともと手品が趣味というか学生時代はデパートで手品(師)のバイトをするくらいだったらしく、今回の公演も手品師と…

あの黒目の男

KIJ@ルミネtheよしもと(7月3日)。先々月に続き二回目。う〜ん……。もっとも笑ったのは、365日すべてが記念日になっているカレンダーのくだり。でもあれってカレンダー自体が面白いんですよね……? 初めて遊びにいった彼女の家にあんなのがあったらちょっと…

「タイガー&ドラゴン」と清水ミチコ

「タイガー&ドラゴン」を途中から見て、最近ようやく見終えた。宮藤官九郎の脚本としては「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」に特徴的な土着性や同時代性が脱色されている。その良し悪しはともかく、少なくとも、猥雑さが省かれた分、古典…

プロレス・スポーツ・(ノン)フィクション

今でこそ状況は多様化しているが、かつてプロレスはテレビ中継なしでは成立しなかった。森達也企画の「ミゼットプロレス伝説」(1992年放送)によると、小人プロレスの試合は、女子プロレスの試合の合間に行われ、全盛期は独自の人気を誇っていたが、「小人…

KIJ@ルミネtheよしもと

第一回(5月29日)。出演は板尾創路、木村祐一、千原浩史。十個ほどのお題が並べられ、任意に選択したものに挑戦していくというスタイル。話っぷりからいって、企画に絡んでいたのは木村祐一だけだったのだろうか。比較的積極的に場を仕切っていた。他にだれ…

元クラウディーズライブ 第八回 公開録音

ご存じ、倉本美津留、木村祐一、千原浩史の即興ライブより、漢字の書き順の話から発展したハイライトを紹介。われながら酔狂かと思うけど、これは世に伝える義務があるような気がしました(笑)。以下少し編集しています。【 】内はフリップに書かれたものを…

M-1グランプリ2004雑感

あまり予想を裏切ることなく、アンタッチャブルが優勝。パワーと勢いで他を圧倒していた。 南海キャンディーズのネタは初めて見た。ツッコミの山里はガチンコ漫才道で生徒として出演してたやつだ。懐かしい。またすごい相方を見つけてきたなあ。しずちゃんか…

元クラウディーズライブ 第五回 公開録音

そういえば一週間前、元クラウディーズ http://www.ninpop.com/moto/のライブを観に行った。僕にとっては「放送室」と並んで、今もっとも心地よくトークを聞ける機会のひとつ。今回はほぼ二ヶ月ぶりと久々だったせいか、三人ともなかなか調子が掴めない様子…

「恋のから騒ぎドラマスペシャル」

「恋から」歴代名物出演者3人に焦点を当てた、それぞれのドラマを制作すると聞いて、期待すると同時に不安を覚えていたのだけど、結果としてはなかなか面白かった。 第1話は高飛車な三十路のスッチー、通称“掛布”、第2話は語尾に「タン」をつける妙な喋りで…

木村祐一とキレてみよう

血液型で性格が分かるかというといささか疑問ではあるものの、同じ血液型の人間に秘かにちょっとした連帯感をもつのがAB型の人間であるのはたしかだと思う。「何型?」「AB」「あ、オレも」「へえ」と冷淡な態度を装いつつも、彼らのあいだには、それだけで…

「WORLD DOWN TOWN」がヤヴァイことになってきた

ダウンタウンが久しぶりに深夜番組をやっている。「WORLD DOWN TOWN」(ワールドダウンタウン http://www.fujitv.co.jp/b_hp/wdt/)という人を喰ったタイトルから想像できるように、欧米のヘッドラインニュース番組を真似たものだ。未見のひとのために説明す…

描けすぎるアイドル、中川翔子

絵でネタを展開する芸人が最近増えたような気がする。鉄拳はその筆頭だろうか。草分け的存在として、いつもここからも挙げられるだろう。たしか昨年だったと思うけど、「テンパイ」という深夜番組があって、若手芸人にネタをやらせたり、デビューしたばかり…