噂のアイドルおたく映画

宇多丸師匠を憤慨させた映画『キサラギ』。http://podcast.tbsradio.jp/utamaru/files/20070818movie.mp3
主人公はアイドルではなく、そのファン(おたく)であり、一年前、不可解な死を遂げたアイドルを追悼する彼らの集会の一日を描くという設定。その独創性はともかく、たしかに説明過多というか、説明のままの展開……。そして、アイドルに幻想を抱きたいファンにとって都合のよすぎるオチ……。これを美談として扱うのはいかがなものか。当たり前すぎていうのも憚れるが、逃げないほうがどうかしてる。(元)アイドルたちの意見を聞いてみたいところだが、たとえば、宍戸錠が思わせぶりなことをやるラストは、現役アイドルのぶっちゃけたコメントに差し替えてみたらどーだろうか。ようするに「エヴァ」のあれですが。