『ほえる犬は噛まない』集合住宅を舞台にしたブラックコメディなので『しとやかな獣』を連想するが、それにアクションを加え、今っぽい感覚でアレンジしたような映画。二匹目の犬殺しとそれによる飼い主の死は、どう清算されたのか……。 『モーテル』盗撮がそ…

本日のテレビ

「HEY! HEY! HEY! 」「 DAX LIVE!! No.28」「人志松本のゆるせない話」 2008/02/25 DAX LIVE!! No.28 22:00〜開始予定 TOKYO GHETTO STYLEなDVDを作ってみる!- MC:ブライアン・バートン ルイス ゲスト:Sugiurumn/小明ちゃん/ニポポ/月花女王様/ファブギャ…

落書きとホームレス その3

最近の話題を少しだけ意識しつつ、『ネットカフェ難民』を読んでみた。 ほら、いたでしょう? ヒッピーとか、フーテンとか、いつの時代にも、家を捨て、街を浮遊して生きる若者たちが。ネットカフェ難民の少なからずは、その系譜に属する若者なのかもしれな…

怒濤のPerfume週間その1

2月9日はCHOCOLATE DISCO@Shinjuku BE-WAVEに参加。有志によって、こういうものが開催されるようになったことは素直に嬉しいですね。少しだけだったけど、ライヴでお決まりのコールがフロアで出たのは笑えたし、Perfumeの挨拶のサンプリングを要所々々で被せ…

『東京ソーダ水』今週金曜日まで

モーリー・ロバートソン氏も注目する『東京ソーダ水』の渋谷 アップリンクXでの上映は15日までです。 14日は出演者の一人であり、廣木隆一監督映画『M』の主演女優の美元氏を迎えたトークショーが行われます。http://plaza.rakuten.co.jp/tokyosoda/

落書きとホームレス その2

渋谷アートギャラリー246をめぐる騒動が、ちょっとだけ進展し、→会田誠も言及しはじめた。 会田氏は自作に「落書き」を積極的に取り入れるストリート系アーティストの最右翼といえないこともないし、また、美術教育がテーマの作品も手がけている。こういう問…

ドキュメンタリー映画『東京ソーダ水』公開中

渋谷のアップリンクにて2月8日15日まで公開予定。 上映スケジュール、イベントなど。→http://www.uplink.co.jp/x/log/002419.php 本日はクリエイティブ・ディレクター榎本了壱を迎えたトークショーが開催されます。 大阪では九条のシネ・ヌーヴォにて1月26日…

海を越えて広がるPerfume

かしゆか市長の今年の目標のひとつは海外進出*1。火星ライヴの前に地球征服の必要があるのでこれは当然のことでしょう。 しかし、じつはPerfumeの音楽とダンスはすでに海を越えて広がりつつあります。 →イギリスでは17歳の少女が路上で、→アメリカでは若い女…

小山田圭吾の中目黒ラジオ

「あかとんぼ」 (三波春夫とコーネリアス) 「やぎさんゆうびん」 (ヤン冨田とデゥーピーズ) 「美しい」 (ゆらゆら帝国) 「オシレーションズ」 (シルバーアップルズ) 「グッディ・トゥー・シューズ」 (アダム・アント) 「晴れのちブルーボーイ」 (…

よしながふみ対談集

あのひととここだけのおしゃべり よしながふみ対談集 [ よしながふみ ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > エンターテインメント > サブカルチャーショップ: 楽天ブックス価格: 1,296円よしながふみファンはもちろん、一般的なマンガ好きにも向けてつくられたよ…

BEEカメのっちは2度蘇る

ニコニコ動画に投稿されているBEEカメシリーズ*1は、Perfumeファンにとって貴重というか、ハマってしまうと、もはや引き返せないことにもなりかねない恐るべきアーカイブ。 そして昨日、同じニコ動に、それらを凝縮・圧縮し、リサイクルした作品が現れました…

のっち語録

「サンデマンデチューズデー♪」(アカペラ。03年6月11日、BEE-HIVEカメラ) 「地球って破滅寸前じゃないですか、けっこう」(03年12月12日、BEE-HIVEカメラ) 「のっちこと樫野…」(「のっちこと大本彩乃」の間違い。04年某月某日、ドッキドキオンエア) 「…

落書きとホームレス

些細といえば些細な話だが、今年の春、渋谷駅近くに、ある「ギャラリー」がつくられた。→「R246渋谷駅の高架下通路がアートギャラリーに!」 ところが、だれかがそこに落書きをし、 「落書きをなんとかやめさせたい」との願いを込めて描かれた東京・渋谷の「…

「エレクトロ・ワールド」の真実

507 名前:ファンクラブ会員番号774:2007/10/19(金) 03:21:55 id:x8J/iuml 実際Perfumeはダフト知ってるの? かしゆか、のっち辺りは取り敢えず知ってはいそうだけど 中「ま、とりあえず、聴いてみてよ」 P「はい!」 エレワー♪ の「これ、ダフトパンク…

『奥さまは魔女』ノーラ・エフロン監督のロマンチックコメディ。テレビシリーズのリメイクを演じるもの同士の恋愛を描くわけだが、「演じる」といっても、主人公自身はやはり魔女、という少し複雑な構造の話。往年の人気ドラマ(ファンタジー)をどう現代劇…

Perfumeの気になるところ

先日、アミューズの先輩、福山雅治のラジオ番組*1に招かれたPerfume。好みの男性のタイプを訊かれ、いつものように「病的なくらい色白」と答えるかしゆかに、のっちはなんと温水洋一を推薦していた。かしゆか自身は「年齢を考えてよ」と即座に否定するのだけ…

村上隆回顧展etc.

2003年のドキュメンタリー「にんげんドキュメント─村上隆・アートがなければ生きられない」1/5、2/5、3/5、4/5、5/5。六本木再開発プロジェクト関連の仕事と朝霞の工房の様子を中心に追っている。ようするにアーティストとしては珍しくコマーシャルな仕事を…

水野先生とPerfume

ついにというべきか珍しいことにというべきか、「Perfumeの神」のひとり、水野先生こと水野ティーチャーことMIKIKOのコメントが『ぴあ』11月1日発売号に掲載されました。 Perfumeの曲から受け取るイメージは、現在ではなく近未来、有機的というよりも無機質…

あ〜ちゃん以外の何者でもないあ〜ちゃん

Perfumeにとっては異例ともいえるほど長期にわたる「ポリリズム」キャンペーンで、さいわい話題には事欠かないわけだけど、今のうちに振り返っておきたいことがある。 Perfumeは夏のワンマンライブで、二ヶ月後に発売されるニューシングルをオリコン20位以内…

中川剛のラップ

ヒップホップファンのあいだで賛否両論を呼んでいるという、07年9月4日放送の「リンカーン」世界ウルリン滞在記。ヒップホップとお笑いは、対抗文化としてなんらかの共通点が見られるはずなんですが、両者が並べて語られることは、これまでほとんどなかった…

朝青龍と大相撲

仮病だったのかどうかが、はっきりしなくて気持ち悪い。最近、なにかと人を謝らせようという風潮があるけど、謝りさえすればいいのか?といいたくなるくらい、ことの焦点が合ってないことが少なくない。どうでもいいけど、ヤフーのアンケートは「ひじ痛」が…

噂のアイドルおたく映画

宇多丸師匠を憤慨させた映画『キサラギ』。http://podcast.tbsradio.jp/utamaru/files/20070818movie.mp3 主人公はアイドルではなく、そのファン(おたく)であり、一年前、不可解な死を遂げたアイドルを追悼する彼らの集会の一日を描くという設定。その独創…

のっち遅刻1

871 名前: ファンクラブ会員番号774:2007/08/10(金) 20:27:09 ID: ZT+ZpwDP サマソニの入り時間ギリギリののっちは「遅刻だ〜〜」と叫びながらパンをくわえて 家を飛び出し、曲がり角で同じくサマソニの会場に向かっているオレにぶつかる。 「いたたたた…

のっち遅刻2

「地図に書いてあるはずのヒルズが見当たらなーい♪」 ……これ、だれの曲だっけ? 悪くないよな。 ま、そんなことより、オレも今日から業界人。 まさか、あのカエラジのスタッフをやれるとは思わなかったぜ。 といいつつ、サマソニは大阪のほうしか行かなかっ…

Perfume、サマソニへ

Perfumeのサマソニ出演が発表された。 これはまさにガチンコ。スケールの違いはあれど、イチローや中田の世界デビュー戦、たけしや松ちゃんの国際映画祭デビューを彷彿させるガチンコ感、もっといえば、リアルとファンタジーが交錯した伝説のホイス×桜庭戦の…

女は二度生まれる@NFC

平日19時からの上映にもかかわらず満員。こんなに人気があるのか。上映後のトークがあるからだろうか。客層はお年寄りが6割、青年や中年が4割といったところ。 数年前ビデオで視たときは、小えん(若尾文子)の喋りと仕草のかわいさばかりに目を奪われていた…

[追記]

下の脚注2にコメント(ttp://d.hatena.ne.jp/eggmoon/20070724)をいただいたので、それに絡めて気づいたことを補足します。 自分はP137の5コマ目をさくらの意識が春太郎との対関係から父親を含めた家族関係に移るための繋ぎとも考えていました。ところが、…

『フラワー・オブ・ライフ』

よしながふみの漫画は商業誌で発表されたものはだいたい読んでいる。同人誌のものはよく知らない。両者の関係が気になるところ。 本作は相変わらず楽しい、というか、自分がこれまで読んだなかで、もっとも笑えるよしなが作品だった。しかも、たんに愉快な作…

『ラザロ』@ポレポレ東中野

「怪物が。」というキャッチコピーをはじめ、チラシなどに見られる前口上*1や前評判が気になって観に行った。 Aプロが「朝日のあたる家」、Bプロが「青ざめたる馬」と「複製の廃墟」。「マユミの誕生」「怪物マユミ」「マユミの孤独」というそれぞれのサブタ…

『殯の森』

娘妻(?)を亡くした初老の男と、息子を亡くした介護士の若い女の交流を描いていた*1。はじめはすれ違った二人もやがて打ち解け、惚けた男が子供のように女の手を焼かす。炎天下で遊ぶ場面がなかなかいい。下手をすると白けたものになりそうだし、原始的で…